秋の行事
2012年09月28日
いつの間にか秋なんですが、ホントにいつの間にかでしたねぇ。「わー、涼しくなったなぁ」という前日まで35度とかいうふざけた気温でしたし。9月なのに。ていうか、涼しくなった途端に寒いってどうなのよ。
そんな季節の変わり目、皆さまお体にはくれぐれもご注意くださいませ。
秋ということで、行事の多い娘たちの園ではさっそく運動会が行われました。
我が家の場合は「参加するのか否か?」という所から話が始まるのですが、相談の結果、大丈夫そうだし参加して欲しい園側の希望も強く、屋内での実施という事で、それなら何の問題もないので是非とも参加させてもらいましょうという事になりました。屋外での実施だったら休ませようかと思っていましたが。
娘が二人参加するわけで、しかも未満児の下の娘は全ての参加競技が親も同伴だったりするので、当然旦那も強制参加です。嫌がっていましたけど。
運動会では、体育に力を入れている園らしく、跳び箱やマット運動、鉄棒や平均台が披露されていました。
なるほど。だから屋内なんだね。
見に行って、夫婦そろって涙目でした。(後のお互いの告白で判明w)
障害で一年前までロクに喋る事すらできなかった上の娘が、保育士の後ろで元気にきちんと行進していた。その姿を見ただけで、うっと込み上げるものがありました。
そこまでは良かったのですが。
その後ずっと、妙に肩が上がったままの状態で背筋を伸ばして座っていたり、ダレる事もなく保育士の話を真剣に聞いていたりする、いわゆる「真面目っ子」のような態度に呆れました。
こりゃ、疲れる訳だわ。と納得。
言われた事、課せられた事は忠実にこなそうという気負いがもの凄過ぎます。真面目な人なんですねぇ。行進の足の角度は90度をちゃんと目指してましたしさ。誰もそんな事してないのにw
性格なんだろうなぁ。
あんまり真面目過ぎて、この先の人生がちょっぴり心配ですね。
で、運動会の次は遠足なのです。
遠足は、屋外散策ぶどう狩り付きという事でしたのでお断りいたしました。
県内最大の汚染地帯で、幼児にぶどう狩りもないもんだと思うんですけどねぇ。
で、休ませたその日は、電車で隣町に行っておにぎりを食べて帰ってくるという「ミニ遠足」を家庭内で行いました。
園の遠足が電車を利用するものだったらしく、数日前から園のお友達が「電車、電車」と浮足立っていたので、連れて行ってあげたいなぁと思ったのが運のつき。幼児二人を、親とはいえど連れての公共機関、かなり疲労しました。
あ、でも子どもたちはタダでしたよ、電車賃。
電車なんか普段絶対に利用しませんからねぇ。田舎の人間は。タダなんだぁと、感激すらしました。小学生以下は大人一人につき二人までは無料なんですって。大人がいなかったらどうなるの?まぁ同じだと思うけど。
このミニ遠足、骨身に染みた教訓として「幼児二人連れはトイレに行くのが大変だ」という事でした。放ってトイレという訳にもいかないし。施設が良くないと連れて入るのも限界が・・・。
この間に「お月見会」という行事も入りますが、それは祖父母が対象なので、披露したお遊戯以外に娘にとってはイベント感は薄かったようです。
そして、本日は、上の娘が入園当初から待ちに待ち、楽しみにしていた「お楽しみ会」といういわゆる「お誕生会」でした。
これも保護者の参加が呼びかけられていたりします。
ウチの子の園は何かと、参加するだけじゃなく事前に「応援メッセージ」やら「お祝いメッセージ」やら、やたらにメッセージカードの記入を求められます。今後の事を考えてポスカを買いましたもん、我が家は。
上の娘が自分もやってみたくてたまらなかったお楽しみ会の主役。
彼女は、厚紙に金の紙を張り付けた王冠を付け、金のマントを羽織ってこじんまりと椅子に座っておりました。終始ニコニコ顔でご機嫌な様子が見ているみんなに伝わる程です。時折私の方を見るとニコニコ顔に拍車が掛かり、見ているお友達のお兄ちゃんお姉ちゃんもニコニコしています。あまりに幸せそうなのに、きっちり座った姿が面白過ぎます。
「お楽しみ会」恒例の、朝、保育士さんが焼いたクッキーをお誕生日の子達がお友達に配る場面で、一人一枚づつのクッキーをお誕生日の子らが手分で配るのですが、後半に配るウチの娘に当たると判った子たちがざわざわと嬉しそうにウチの子の名前を呟いている姿に、有難さを感じて嬉し泣きそうになりましたよ。親の私からはビックリですが、何故か園内でとても人気があるらしい娘です。
『優しくてとっても可愛い、ニコニコ笑顔のかわいい女の子。いつも周りにお友達がいっぱいです』
と、保育士さんは娘を紹介してくれました。
いつもお友達がいっぱいなのは、何かと世話を焼きたくなるからなのでしょうけど、たくさんのお友達から優しくされているのだなぁと感じて、とても心配していた人間関係がそれ程の苦もなく受け入れてもらえているようで、親の私は嬉しかったです。
愛情表現の下手な娘も、今日は嬉しさが強かったらしく、記念の写真撮影で私の頬に自分の頬を押し付けて、ニコニコ笑顔が親の私から見てもとても可愛らしかったです。
「お母さんがいたの、嬉しかったの」
この日の午後に高熱を出してしまい、迎えに行った帰りの車中でそう言っていました。
娘のお誕生日カードに書いたメッセージは、まさか「お楽しみ会」で読まされるとは思っていなかったのでとてもシンプルな事しか書かなかったのですが、それ以上の願いは私には無く、私が読んだ言葉を聞いた娘は見た事もない様な嬉しそうな顔で微笑んでいました。内容に喜んだ訳ではなく、ただ、メッセージをお母さんが読んだ事が嬉しかったんだと思うのですが。
「あなたが大きくなって、お父さんもお母さんもとっても嬉しいです。毎日、楽しいこと嬉しいことがたくさんあるといいね」
本当に、毎日、そう思ってあなたの寝顔を見ています。「明日も、楽しいこと嬉しいことがたくさんあるといいね」って。
コメント
