夏の思ひ出
2010年09月05日
やはり夏は海。もう秋だけど。それはともかく海に行ったらカニを買って帰らねばなりません。以前のブログにそう書いたら、「カニ買うんですか?」と質問された事がありましたが、私にとって海に行ったらカニを買って帰らねばならない、それは鉄則。いや、そんな大げさなものでもないが。単に鮮魚センターが隣接している海にしか行っとらんというだけの話なんですがね。
今年もというか今年こそようやく、やっとの思いで海に行ってカニを買ってきました。
下の娘は姑とお留守番でしたが、上の娘を連れて行ってきました。彼女には生まれて初めての海です。
留守番の姑は「(娘には)まだ早い」を連発しておりましたが、別に海水浴に行くわけじゃなし。ただ海を見てカニを買ってくるだけだっちゅーに。まぁ本当は、自分も行きたかっただけの話なんですが。
ちょっと長時間のドライブでしたので、自分で靴も靴下も脱ぎ散らかしてすっかりリラックスして歌い踊り叫んでいた娘、目的地に着いて旦那が靴を履かせようしたところ、自由に動けない車の中でため込んだパワーをここぞと発揮して暴れております。
横目で見ていた私は、持っていくものをバックに詰め込みながら「何をするのかちゃんと説明しないとダメだよ」とアドバイスしましたが、旦那は「そんな事言ったって判んないだろう」と言います。
「これから、みんなで歩いてあっちのお店に行くんだよ?だから靴下履いてお靴履こうね?」
暴れる娘の顔を押さえてそう言うと、あっさり納得したらしく動きが止まりました。
「ほらみろ」
旦那にはそう言ったものの、我ながらとてつもなく感動しました。
こいつもそうは見えなくても人になってきてるんだなぁ。こんなふうに暴れているときにちゃんと言う事が通じたのは初めてだったので、もの凄く嬉しかった。
で、目的のカニも買い、おまけに安かったのでアサリだの岩ガキだのを買いこんでいよいよ目的の海です。
以前からよく訪れていたのですが、この市の海浜公園は広くて駐車場もあり、トイレもあるしシャワーまで付いてる親切さ。シャワーは温水ではありませんが、足ぐらいなら十分洗い流せる。
着いたとたんに闇雲にずんずんと歩きだす娘。広くて嬉しかったんだろうなぁ。水平線を指差して大興奮です。海に浮かぶ遊泳区域を示したオレンジ色のボールが、多分彼女にはいつもテレビで見ている「いないいないばぁ」のボール君に見えたらしく、それらを指差して飛び上がったりして。
波打ち際までは結構な距離だったにもかかわらず、私らを待つ事も出来ずに気持ちが常に先走るような勢いで歩いていました。そして案の定、波打ち際に到着して泣き出したという・・・。
波はやはり怖いらしい(笑)
この人の反応を見ていると猫とよく似ているといつも思うのですが、こういう所も似てるな。
んで、これは別の日ですが水族館にも行ってみました。テレビ等を見ている姿を見てこれはと予てから思っていたもので。
やはり案の定ツボでした。喰い入るような姿!泳ぐ魚から目が離せません!(爆)
魚は食うのも見るのも好きらしい。
少ない語彙の中で「うわ~~~」と「あ!」を連呼して興奮していました。

それほど喜んで頂ければ本望でございましたとも。横で話しかける私になんざ構ちゃいられん程の熱心さ(笑)
てか、こうやって写真を見ると空いてる水族館だなぁ(笑)
あ、カニ。ウマかったです。娘も美味しかったらしく、これまでにない勢いで口に放り込んでいました。
そしてとんでもなく美味しかったのは岩ガキでした。生ガキはもはやフリークの域に達するほどの私たちでしたが、岩ガキがこれほど美味しいとは思いもかけないことでした。
ほどほどに焼いてレモン醤油で食べたのですが、なんちゅうクリーミーさ!これをして海のミルクというのだなと。ミルクというよりは生クリームのような濃厚な味わいでした。
仰け反って平たいモノよりも、武骨に丸い感じのモノの方がクリーミー。4個で¥1200と少々高値感はありますが、そんなこと気にならないほどのべら棒なウマさ。
天然岩ガキ、夏の楽しみがまたひとつ増えた。
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